熱海市の銀座商店街に位置するcaffè bar QUARTO（カフェバール クアルト）のシンボル（マーク）とロゴタイプ（文字）を制作しました。

エスプレッソの本場・イタリアでは、一般的にコーヒーを提供する店のことをbar（バール）と呼び、caffè（コーヒー）はドリップコーヒーではなくエスプレッソのことを指します。また1日に何回もbarに足を運び、缶コーヒー感覚でエスプレッソを素早く立ち飲みするなど、日本の一般的なエスプレッソの嗜み方とは若干異なります。

そのようなイタリアのバール文化に魅せられたバリスタ兼店主は、様々な人が行き交うこの商店街で、観光客も地元民も気軽に立ち寄れて交流できる場所を作りたいと、2017年夏にcaffé bar QUARTOをオープンさせました。また本場に倣い、エスプレッソの提供時には口直しの為の炭酸水を出していたりと、店主のこだわりが随所に詰まっているお店です。

こうした想いを汲み取り、シンボルは熱海の海の上で船のように浮かぶエスプレッソカップと炭酸水の泡、それらをQUARTOの頭文字で包み込むようなデザインに仕上げました。

またお店のオープン前に制作したロゴタイプは、丸みを帯びた柔らかいフォルムの中にも、エスプレッソマシーンのメカニックさやエスプレッソの苦味から受けるシャープさを残した表現に。これから多様な人々で賑わいを見せるであろうcaffè bar QUARTOをイメージして制作しました。